eden TABがやってきた。2012/03/02 15:15

昨日の午前中、eden TAB がやっと届く。配送は佐川急便。
ダンボール箱に入って届くが、このダンボール箱、専用サイズのものを用意して
いた訳ではなく、平らなダンボールをカッターでいちいち切って、テープで留めて
箱にしている模様。切り口の粗いところがある。梱包自体は丁寧な方なので問題な
いけど、出荷の現場は、かなりの戦場だったんだろうね。
梱包のダンボール

中身は、eden TABの化粧箱、一緒に発注しておいた液晶保護シート、納品書、それ
から、Mobile In Style 下社長のメッセージカード、バージョンアップの手順書、
2GBのmicroSD(pqi製だった)。このmicroSDは、オマケで付けた訳ではなく、バージ
ョンアップに必須なものだ。
届いたもの

eden TABの化粧箱の中身は、eden TAB本体、ACアダプター(DC5V2A出力)、充電用の
USBケーブル。
eden TAB一式

先ず、初期充電。付属のACアダプターは使わず、手持ちのものを使ってみた。
  ACアダプタ ダイアテック(FILCO) PLS52USBW
  USBケーブル ノーブランド Micro-USBケーブル(通信・充電切替スイッチ付き)
やはり、D+/-ショート状態の充電対応状態でないと、充電が始まらなかった。
ちなみに、eden TAB付属のACアダプターは、アダプター側でD+/-をショートさせて
いるので、付属のACアダプターを使うなら、普通のUSB-microUSBケーブルで充電で
きる。

充電が始まると、そのまま起動した。すぐ、googleアカウントの設定画面になるが
WiFi接続もしてないので、ここはスキップ。位置情報云々の設定は、そのまま次へ。
日付・時刻設定に変わるので、正しい時刻を設定する。これで立ち上がった。

ホームアプリは、「edenTABランチャー」という独自のもの。フォントは中華フォ
ントのままで「写」の字とか変だ。バージョンアップして、正しいフォントを入れ
る必要がある。

先ずは、「メニュー」→「設定」→「無線とネットワーク」→「Wi-Fi」にチェッ
クを入れて、WiFiをONにして、「Wi-Fi設定」でアクセスポイントの設定を済ませ
ておく。

では、バージョンアップしてみよう。バージョンアップ前の端末情報は…
  モデル番号:         edenTAB ET-701
  Androidバージョン:  2.3.3
  カーネルバージョン: 2.6.35.7
  ビルド番号:         Gingerbread.GRJ40
  バージョン:         1.10b
「メニュー」→「設定」→「端末情報」→「システムアップデート」から、画面の
指示に従って、操作する。フルアップデートで、165MBのファイルをダウンロード
後に、再起動で、アップデートが行われて、とりあえず、終了したみたい。バージ
ョンアップ後の端末情報は…
  モデル番号:         edenTAB ET-701
  Androidバージョン:  2.3.3
  カーネルバージョン: 2.6.35.7
  ビルド番号:         Gingerbread.GRJ40
  バージョン:         1.12d
フォントは日本語フォントになった。「写」も「直」もちゃんと表示される。

さて、アップデートのファイルって、どうなっているのか…と思って、ここで使っ
たmicroSDの中身を見てみた。ルートフォルダーの下に、update.zipってファイル
が出来ていて、この中身は、普通に覗ける。スクランブルとか一切掛かってない。
カーネルイメージのzImage、systemフォルダー等、丸ごと見える形でZIPで固めて
いるだけだ。これだと、カーネルイメージの差し替えとか、容易に出来ちゃう気が
する。
電源を落としてから、再度電源を入れて、すぐにボリュームダウン(-)のキーを何
度か押していると、Firmware Upgreding Processって画面になるので、うまくすれ
ば、何かできそうだ。でも、一度アップデートしちゃった後だと、バージョンのチ
ェックか他に必要な何かがあるのか、アップデートのイメージを見つけられないよ
うなメッセージが出る。この辺は、研究の余地ありかも。

さて、ここからいぢりまわす。かなりマニアックに操作するので、「普通」に使い
たい人には参考にはならん…とは思うが(笑)。

先ず、ホームアプリを切り替える。edenTABランチャーでは、いろいろ不都合なの
で、愛用している「LauncherPro」をインストールする。googleの検索から以下の
キーワードを入力して、検索。
  LauncherPro APK download
これで、以下のWebサイトを開く。
  LauncherPro
ここに最新版のAPKがあるので、ダウンロードしてインストールする(現時点では、
「v.0.8.6 now available!」から、APKのあるページに飛ぶので、そこでAKPファイ
ルをダウンロードすれば、インストールまで行ける)。
LauncherProがインストールできたら、「ホーム」をダブルタップして、「アプリ
ケーションを選択」で「常にこの操作で使用する」にチェックを入れてから、
LauncherProを選択すれば、ホームアプリが切り替わる。ここまでくれば、後は、
普通のAndroid端末だ。他のホームアプリが使いたいなら、自力で探してみて欲しい。

ここで、標準のマーケットが表に出てくるので、起動してみよう。googleのアカウ
ントを登録して、設定を終えれば、見慣れたマーケットの画面が出てくる。一度、
古いマーケットの画面で起動されるが、すぐに最新版に入れ替わる。
ところで、気になったのは、ソフト搭載モデルでもないのに、Kingsoftのオフィス
ソフト、セキュリティソフト、オンラインストレージアプリが入っている。これっ
て、普通に使えるのか、試用期間があるのか、全然分からない。でも、マーケット
が使えるようになって分かった。これらは試用版で、インストール後7日間使える
みたいだ。ちゃんと使いたいなら金をくれ…って事みたい。\2,980らしい。う~、
高い、いらねぇ!

さて、アプリをあれこれインストールして…と思うけど、ここからが厄介だ。edenTAB
は、Google側で認証されてないデバイス。この影響で、マーケットから検索しても
出てこないアプリがある。ツイッターのクライアント「twicca」とか引っ掛からな
い。どうしても、build.propのfingerprintの偽装をしないとならなくなる。これ
には、root権限が必要になる。root取りしなくては、何もできないって事だ。

ここからは自己責任の世界に突入だ。失敗しても、保証はない! 返品も不可になる。
それでもOKな場合のみ、ここから先に行ってみよう。

では、root取り、行ってみよう!!
先ず、どんな脆弱性を突くのか…。なんか、これ↓で取れたって人が居たので調べ
てみる。Xperia pro/mini proでお世話になったツールだ。
  [04/Jan][ROOTING/UNROOTING] Xperia 2011 Easy Rooting Toolkit [v4.0](zergRush Exploit)
PCから繋いで、adb経由でrootを取るツールだ。でも、肝心のadb接続用のデバイス
ドライバーが無い。Android SDKに入っているadb接続用デバイスドライバーのinf
ファイルをあれこれ修正してみたが、うまく認識してくれない。zergRushのバイナ
リーを抜き出して、eden TABに持って行って動かしてみたが、いろいろ引っ掛かっ
て動かない。だめだぁ、これじゃ。

※追記 adb接続用デバイスドライバーのinfファイルの件は、ミスっていた原因が分かった。
          adb接続とかは、後日まとめる予定。

…で、物は試しにと思って、以前に使ったことのあったGingerBreakを試してみる。
あちゃ、簡単にrootが取れてしまった。初めから、これでやればよかったぁ。

完全にeden TABだけでrootが取れるので、やり方だけ書いておく。
1) googl検索から「GingerBreak」で検索。
2) 多分、先頭の方で、forum.xda-developers.comのページが出てくるので、そこ
   を開く。
3) ここから、GingerBreak-v1.20.apkをダウンロードして、インストールする。
4) インストール完了のメッセージが出たら、そのまま「開く」でGingerBreakを起
    動。SDカードを入れて、USB debuggingをイネーブルにしろって出るが、その
    ままOKする。
5) 「Root device」をタッチして、後は、リブートして立ち上がるまでじっと我慢
   して待つ。再起動すれば、成功!

rootが取れると、あれこれできることが出てくるが、それは、別の機会に。
とりあえず、ここまで。

コメント

_ めいみ ― 2012/03/04 16:39

充電の件でよくわからないままのコメントです。
念のために他の器具で充電できないかと遊んでみました。
ACアダプター iPhone4付属のもの
USBケーブル ソニーのイヤーフォンを充電するための付属ケーブル
で、充電ができました。仰っているD+/-ショート状態の充電対応状態になっているのかもしれません。
さて、次はEdenTabのファイルを見たいのだけれど、TwitterでESファイルエクスプローラーって言葉が出てきていました。何となく近そうなので、探しって見て機能を確認します。

_ こうみぃ ― 2012/04/24 14:45

参考にさせてもらってます!

私も
GingerBreak-v1.20.apk
をDLしたのですが、ウイルスチェックに引っかかりました。
管理人さんは関係なしにGingerBreakをインストールされたのですか?

_ S.Poe ― 2012/04/26 01:26

GingerBreak-v1.20.apk がウイルスチェックに引っ掛かる…って
話ですが、いろいろと経緯があった訳で、その辺を理解しておく
必要はあるかもしれないですね。かなり前ですが、NHKのニュース
でも、GingerBreakで使っているセキュリティーホールを悪用した
ウイルスアプリが出回った件が報道されたので、知っている人は
多いかとは思います。

ちなみに、GingerBreakってツール自体は、Linux(Androidのベースで
動いているOS)のセキュリティーホールを突いて、root権限を取得
するものです。これ自体は、ウイルスではありません。
上述のように、GingerBreakのコードを悪用するアプリが出回った
為、ウイルスチェックのパターンにGingerBreakのコード情報が
登録されてしまい、GingerBreak-v1.20.apkまでもがチェックに
引っ掛かるようになってしまった次第です。

GingerBreakの中心核となるプログラム(GingerBreak.c)は公開
されてますので、必要あるなら、読んでみると良いでしょう。
voldのセキュリティーホールを巧妙に突いています。
何をやってるか理解できれば、安心できるでしょう。
まぁ、このプログラムを読むには、Linuxに関する知識
がある程度必要でしょうけど…

このセキュリティーホールですが、edenTAB発売のかなり
前に、ほとんどの端末(タブレットやスマホ)で、ふさがれて
しまっています。もう、この方法でrootを取る事は出来ない
はずですが、edenTABでは、なぜか、わざわざ、古いバージョン
のAndroidとLinuxカーネルを使って製品を出してきました。
何かの戦略があったのでしょうね。

で、GingerBreak-v1.20.apk を使う事に不安があるのなら、
root取りは止めておいた方がよろしいかと思います。
root取りは、それなりのリスクがありますので、自己責任で
できる人以外は、手を出さない方が吉でしょう。

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